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用語 |
よみかた |
意味 |
さ |
材料出尽くし |
ざいりょうでつくし |
有力な材料と予想された情報・データ等が、すでに相場に織り込まれており、その情報やデータが明らかにされた時点で、その後に相場を動かす材料が見当たらなくなったということ |
材料待ち |
ざいりょうまち |
相場を変動させる要因が見当たらず、新しい材料を待っている状態のこと |
差益 |
さえき |
売り買いをして出た利益のこと
[反意語] 差損 |
先高 |
さきだか |
将来的に上がる見込みがあること、あるいは勢いがあること
[反意語] 先安 |
先物 |
さきもの |
1)先物取引の略称
2)先物取引の対象となっている商品(現物と対比した呼び方)
3)期先限月のこと |
先物取引 |
さきものとりひき |
商品の受け渡し決済期日がくる前に転売買戻しによって差金決済できる取引 |
先安 |
さきやす |
将来的に下がる見込みがあること
[反意語] 先高 |
差金 |
さきん |
売買を行なったときの売った金額と買った金額との差額のこと |
差金決済 |
さきんけっさい |
商品の受け渡しを行なわず、売り・買いしたものを買戻し・転売によって取引を終了すること。
売ったものが値下がりし買い戻せば利益となり、値上がりし買い戻すと損失となる。
又、買ったものが値上がりし転売すれば利益となり、値下がりし転売すると損失となる |
下げ足 |
さげあし |
相場が下がっていること、又はその下がる歩調(足取り)を指す。相場の下がる調子の早いことを「下げ足が早い」という |
下げ渋り |
さげしぶり |
下げていた相場が、ちょっと底をついた感じとなり、まだ下げそうでも案外下がらない状態を指して言う |
指値注文 |
さしねちゅうもん |
買いの指値注文は、○○円以下の値段で買いたいという注文。
売りの指値注文は、○○円以上の値段で売りたいという注文 |
差損 |
さそん |
売り買いをして出た損失のこと
[反意語] 差益 |
鞘 |
さや |
限月間、銘柄間、取引所間などの価格差のことをいう
[同意語] 値鞘、スプレッド |
鞘取り |
さやとり |
複数銘柄間・異市場間・同銘柄異限月間などの価格差を利用して、売り買いのポジションを組み合わせて商いをし、収益を見込む取引
[同意語] 裁定取引、アービトラージ、ストラドル取引、スプレッド取引 |
ザラバ |
ざらば |
複数約定決済の取引(東京工業品取引所の全銘柄、東京穀物商品取引所の粗糖、アラビカ、ロブスタが該当)。
競売買による値段を決定する方法のひとつで、価格優先の原則、時間優先の原則により、多数の売り方と買い方が互いに値段を競い、そのうち値段と数量とが合致した者が、個々に相対で売買を成立させる方法のこと |
し |
地合い |
じあい |
相場の全体の様子 |
仕切り |
しきり |
落ち参照 |
仕切値 |
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転売・買戻しした値段
[同意語] 落値
[反意語] 建値 |
自己玉 |
じこぎょく |
商品取引員は自社の利益を目的として自己売買を行なうが、その建玉のこと |
しこり玉 |
しこりぎょく |
因果玉参照 |
下押す |
したおす |
相場が安くなること |
下支え |
したざさえ |
相場が下落基調にある時、ある材料により一定の水準で下落が引き留められること |
下値 |
したね |
値段の安いところ、または下落幅
[反意語] 上値 |
下値追い |
したねおい |
引き続いて値下がりし、その値を追いかけるように一段と売気が盛んになること
[反意語] 上値追い |
実需 |
じつじゅ |
実際にある需要のこと |
仕手 |
して |
大口の注文を出すことにより、相場の値動きを左右し収益を狙う投資家 |
仕手相場 |
してそうば |
仕手集団による売買を背景に激しい値動きをする相場のこと |
地場 又は じばすじ 地場筋 |
じば |
取引所の会員、会員の従業員、又は常時会員の店に出入りして相場を張る玄人の相場師を指し、その手口は、一般の委託者、商社などと区別され、注目されることもある。 |
充用 |
じゅうよう |
取引証拠金として、現金の代わりに預託された有価証券のこと。銘柄によって、評価される割合が異なるが、時価総額を上回ることはない
[同意語] 代用 |
需給相場 |
じゅきゅうそうば |
需要と供給の関係を背景に推移する相場のこと |
順鞘 |
じゅんざや |
受け渡し期日が近い限月の値段が安く、遠い限月になるにつれて値段が高くなっている状態のこと。一般的に「順鞘に買いなし」などと、売り方有利といわれる
[反意語] 逆鞘 |
証拠金 |
しょうこきん |
取引(本)証拠金、売買証拠金、取引追証拠金、定時増証拠金などがある。各項目参照のこと |
上場 |
じょうじょう |
取引所において取引すること |
上場商品 |
じょうじょうしょうひん |
取引所において取引が行なわれている商品 |
上伸 |
じょうしん |
上昇している相場がさらに上昇すること |
ショート |
しょーと |
売りポジションのこと
[反意語] ロング |
商品取引員 |
しょうひんとりひきいん |
主務省の許可を受けた商品取引所の会員。委託者が取引している商品先物取引会社のこと。単に取引員と呼ぶことが多い |
新規建玉 |
しんきたてぎょく |
新たに建玉すること |
新値 |
しんね |
これまでなかった水準の値段を指し、新しい高値を新高値、新しい安値を新安値という。一般的に、相場の目標として意識されやすい
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新甫 |
しんぽ |
納会後、新しく生まれる限月のこと |
す |
スイッチ |
すいっち |
乗り換え。限月や銘柄を変更して建玉すること |
ストップ |
すとっぷ |
相場が極端に上下し、市場が混乱することを避けるために、取引所が定めた一日に変動する最大の値幅。銘柄によって異なる
[同意語] 値幅制限 |
ストップ高 |
すとっぷだか |
値幅制限いっぱいの高値 |
ストップ安 |
すとっぷやす |
値幅制限いっぱいの安値 |
ストップロスオーダー |
すとっぷろすおーだー |
損切りする値段を予め決めておき、逆指値、又はストップ注文を出すこと。
正しいストップロス注文を出しておけば、無駄な損失を出してしまうことが防げる |
スプレッド |
すぷれっど |
限月間、銘柄間、取引所間などの価格差のことをいう
[同意語] 鞘、値鞘 |
スペキュレーション |
すぺきゅれーしょん |
差金決済を前提にし、利ざやを稼ぐことを目的に取引すること
[同意語] 投機 |
せ |
節 |
せつ |
板寄せ取引は午前に数回、午後に数回に分けて立ち会いを行なっている。
その立ち会いの一回一回が「節」と呼ばれていて、前場1節、2節、3節、後場1節、2節、3節、引け後節のように呼ばれる |
前値 |
ぜんね |
現在の立ち会いの直前の立ち会いにおける最終値段 |
前場 |
ぜんば |
午前行なわれる立ち会いのことをいう
[反意語] 後場 |
前引け |
ぜんびけ |
前場の最後の場節、立会いのことをいう
又は、前場の最終場節、最終立ち会いの出来値のことをいう |
全面高 |
ぜんめんだか |
すべての限月又は、すべての商品が高いことをいう |
全面安 |
ぜんめんやす |
すべての限月又は、すべての商品が安いことをいう |
そ |
総取組高 |
そうとりくみだか |
全建玉数、売買契約の合計。1枚売りと1枚買いを合わせて1取組と数える |
続伸 |
ぞくしん |
前節、あるいは前日に引き続いて相場が上昇すること |
続騰 |
ぞくとう |
前節、あるいは前日に引き続いて相場が急上昇すること |
続落 |
ぞくらく |
前節、あるいは前日に引き続いて相場が下落すること |
底 |
そこ |
相場が下がりきったポイント
[反意語] 天井 |
底入れ |
そこいれ |
相場が底をついたこと |
底堅い |
そこがたい |
相場が下がりそうに見えて、案外下がらず、むしろ確り気味である様子 |
損切り |
そんぎり |
損を承知で建玉を反対売買により手仕舞うこと
[反意語] 利食い |