商品先物取引はグローバルな視点から見つめる取引であり、ある意味、私たちの生活に密着した取引である、と思います。
知らないようで、実は身近に使われているもの、食べているものが実際に取引されているので、その値段や、需給バランスを知ることは価値のあることだと思います。
例でもあげたように、特にガソリンが今後どうなるかは、皆さん気になっているところではないでしょうか??
先物市場でNY原油価格が下がってきているとすれば、レーショニング効果(※)で国内の値段も後れるけど、下がり始めるということが分かったりします。
先物価格は半年から1年先のものを売買しているので、実体経済に影響とか反応がでてくるのは1ヶ月、2ヶ月後になる場合が多いんですよね。
※レーショニングとは、需要が加熱すると、それを抑えるために価格をあげることで需要を抑制し、需給バランスを保とうとすること。逆の場合もしかり。
でも、私も働いてみて思いましたが、嫌でもニュースを読んだり、新聞、雑誌など見るようになります。
そして、マニアックなイメージを持たれがちですが、逆に先物取引を勉強すれば、外貨にも多少詳しくなりますし、もちろん、毎日NYダウの動きや日経平均、主要株価など見るようにもなりますし、金融市場を幅広く見ますので、金融商品全般勉強できてしまうんです。
ですから、株なども簡単に感じると思いますよ。
もちろん、それぞれに勉強は必要ですが…。
例えば、ニュースを見ていても内容がよく分かりますし、国会中継や政治討論会など普通なら面白くないと思うようなものでも、結構分かるようになります。まぁ、私は見ても面白くも何ともありませんが…。
海外のニュースだって見ていれば関係しそうなことが次々とつながって見えてきたりとかして、面白いです。
グリーンスパンさんはこういう人だったけどバーナンキさんに代わったからこうなるかな、とか、福井さんはこういう人だったけど白川さんはこういうタイプだから、為替政策はこうなるかも…とか、
排ガス規制がどう、京都議定書はこうなる、ブッシュさんのバイオエネルギー政策は実は、こういった背景があってね…というような環境問題に繋がることとか、
今回の総裁選でどうも裏ではこの人が動いてるらしいからこうなるんじゃないですかねぇ、とか、もう米国から誰々にしろ、って決まってるらしいですよ、みたいな政治の噂とか。
東南アジアで金がよく消費されるのは、金には魔除けの力があると信じられている文化があるし、紛争に巻き込まれてきた地域では金を財産として身につける習慣があるからなんです、とか、
ヒンズー教はこういうしきたりがあって、インドはアウトーソーシングでも力をつけているけど、やはり農業大国だからいついつが婚礼期で金が使われるんですよ、とか、
イスラム教はこうでこの時期はラマダンだからこの商品がこうなりそうですね、とか、
実は中国で昔こんな政策が取られた時に国民が個人所有していた金はこんなにあってね、とか、
プラチナは宇宙から来た鉱物で、こんな7不思議があるって言われてるんです!とか。
本当かよ!!ってつっこみたくなるようなことまで情報が入ってきたりします(笑)。
経済統計、政治統計、いろんなデータを拾って相場を分析したり、資料を作ったり…。
穀物も扱うので、どこの国がどういった食生活かなんてことまで調べてみたり。
アイスコーヒーを飲む国は、最近まで日本しかなかったんですよ!とか。
一人当たりのコーヒー消費量が多いのは、実は北欧なんですよ、とか。
ゴムにもいろんな種類があってね、木からこうやって採取して、どうのこうの、とか。
石油を掘り当てる油田を見つけるにはこんな調査するらしいです。とか、ボウリングってこんなにお金かかるんですよ、とか。
日本で昔実際掘られてた佐渡の金山は実はね…とか。
エタノールのためのコーンや大豆の栽培のための品種改良するために、こんなことしてるんですよ!とか、
裏作、二毛作、二期作みたいなことも勉強したりとか。
しょうもないことかもしれませんが、そんな雑学知識まで勝手に身についてきちゃいます。
急に詳しくなるわけじゃないですけど、そういった積み重ねが日々の生活に豆知識として役立ってることも結構多いかも、と辞めてから思うこともあります。
何せ、話題豊富になれますよw
胡散臭いかどうかは別にして、それだけは間違いないっ!!!
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