リスクを減らすための勉強法

リスクに関することが少し分かってきたところで、じゃぁ、とりあえず具体的に何からすれば良いの?と思うかと思います。

株式投資にしても、外貨預金にしても、何をするにせよ、投資をする上で勉強は欠かせないと述べましたが、では、商品先物をする上で欠かせない勉強とは何なのかを説明していきます。


個々の商品知識はまた、後ほど説明するとして、まず、必要なのが商品先物取引の取り扱い商品のほとんどが輸入商品ですので、為替動向を見なければならないというところです。

現在、世界で取引されている通貨TOP3は言うまでもなく、ドル・円・ユーロです。
当たり前の話ですが、流通量が多い通貨ほど、世界経済に対する影響力は大きくなります。
この3つの通貨の力関係を知ることも大事なことです。


ユーロが発足したのは1999年ですが、当初に比べると随分力を付けてきていますので、ドル>円の力関係なのか円>ドルの力関係なのかだけでなく、そこにユーロがどう絡んでくるのかなども合わせて見てみると良いと思います。

説明する必要はないかもしれませんが、1ドルのドーナツを買うのに、1ドル100円の時と1ドル200円の時ではどちらがお金がいるかは明らかですね。
私たちが使っている円が少なくて同じ1ドルのものを買えるということは、円の価値が上がった、ということですので、「円高・ドル安」、1ドルのものを買うのに、より多くの円を支払わないと買えない状態を円の価値が下がったということで、「円安・ドル高」ということになります。

つまり、値段が高いのは、円安の時ですよね。だから円安すると値段が上がる、円高すると値段が下がる、というのは共通事項です。

さらに補足しておくと、基本的には、その国の経済が発展してれば、その国の通貨の価値は上がるので高くなり、日本で言えば、円高・ドル高というようになります。
逆もしかりです。

では、その国の経済が発展しているかどうかを見るのに分かりやすい数字は、一つは、GDP(国内総生産)で分かります。
数字は知らなくとも、その数字が前年より増えていれば、経済は発展しているということになり、その国の通貨は高くなります。
どちらかの国が経済政策が上手く行かず、その国の通貨の価値が下がることで、一方の通貨の価値が上がってしまうこともあると思いますが…。


また、もう一つ分かりやすいのは、金利政策です。
金利が高ければ、もちろんその通貨にお金が集まります。
100万円預けたら1年後に1%つまり、1万円をボーナスで付けてくれる銀行と100万円預けたら1年後に10%つまり、10万円をボーナスで付けてくれる銀行があったとしたら、皆さん、どちらに預けますか??

・・・もちろん後者ですよね。この%がいわゆる金利です。
ですから、この%の高い国にお金が集まる、つまりその通貨が買われますので、その国の通貨が上がるということになります。
金利が高くともその国の経済状況が悪化していれば、下がったりしますので、一概には言えませんが、例えば現在の状況ですと、米国は金利が高く、日本はゼロ金利政策をずっと続けていますので、金利政策上で見れば、ドル高・円安、ということになるわけです。


次に共通して必要なのは、生産国の供給動向と消費国の需要動向です。
物の値段ですので、必ず、それを作っている国と消費している国があります。
その中でもやはりトップの国の需給動向は抑えておきたいですね。
ただ、生産量は多くても自国消費のみで輸出していなければ、商品相場に与える影響は小さくなりますので、どこの国の動向を重点的に見ればいいかなど、勉強していれば自然と分かってくることではありますが、注意して見てみてください。


また、当たり前のことですが、供給に対して需要が多ければ、値段は上がりますし、逆であれば、値段は下がります。
穀物などになるとやはり、天気が大きく関係しますので、大型台風やハリケーンなどの情報や、冷夏なのか暖冬なのかなどの情報は最低限必要になるかと思います。そういった天候で被害を受けたり、生産者がストライキを起こしたりなどしても値段は上がります。

経済とかには疎いし、全然分からない!という方もいるかもしれませんが、何でも、そのもの自体が生産量が十分か、不十分なのか需要が高いのか低いのか、だけですから難しく考えてはいけません。

それでも、まだまだ、分かりにくいことはあると思いますが、USSひまわりグループという会社では、豊富な講師陣による無料セミナーも毎月各地で数回に渡って開催されており、とても充実しています。
初めての方は、セミナーで勉強してみてから始めるのも良いかもしれませんね。

また、取引会社によっては、無料でシュミレーションできたりもしますし、そういったものを利用したり、少し、値段を気にして見てみたりして、その日の値動きがどうしてそうなったのか、考えてみることから始めてみてはいかがでしょうか?

自分の予想が当たる日もあれば、外れる日もあると思いますが、当たる日があるのも実感としてあるはずです。
先物取引は、とにかく怖い、必ず損をする、というイメージばかりがつきまといますが、実際シュミレーションしてみれば、そんなことないのも分かるはずです。

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