先ほど、投資をする上でリスクを背負わないことなどないと説明しましたが、リスクがある以上、
基本的には必勝法なんてありません。
なぜなら、先ほど言ったように投資で100%予想を当て続けることはできないからです。
それならどうして増やすのか?それは、やはりリスクとの付き合い方がカギなんです。
研究を重ねて10回勝負して6勝4敗、7勝3敗にしたら良いじゃないか、と思ったら大間違いなんです。
まず、、、投資で一番失敗するのは何か…、それは、『意地を張ること』だと思います!!
つまり、一番大事なことは『意地を張らない』ことです!!
いくら9勝1敗でも、その1回で今までの利益以上の損失を出してしまったら意味がありません。
上がるか、下がるか、言ってみれば確率は2分の1です。10連敗する人は、ヨミが悪いというより、よっぽど運が悪いとしか言いようがありませんが、普通に考えれば、トータルして5勝5敗にはどんな投資でも持って行けるはずなんです。
その半分の確率でもプラスに持って行くためにもうひとつ大事なことは、『ロスカットをきちんとする』ことです。
もしくは、極端な話ではありますが、とことん相場に付き合う資金を用意することです
。目安としては初回投資額の少なくとも10倍から30倍といったところでしょうか。
初回投資額によりますが、よっぽどの資金力がなければなりませんし、精神的にプレッシャーがかかるので、お勧めはしませんが、投げ出さなければ最終的なリターンが大きいのは事実です。
ロスカットとは、先ほど説明したように損失を確定するラインを決めておくことです。
例えば、10万の投資に対して、5万円以上の損失が出たら、必ず一旦取引を終了する、とか、今までの利益金の20%を超える損失が出たら取引を終了する、と言うようにです。
デイトレードか短期決戦のみに絞ってした場合、利益は日によって5千円とか1万とかという時もあると思いますが、例えば5万円以上と決めておき、値段がよく動きそうな時には10万でも20万でも50万でも狙って構いません。
あまりに多くを望みすぎるとタイミングを逃すことも多いですが…。
商品によって大体1日どれくらいの値動きがあるか、チャートなどを見て、損切りと利食いの設定をすると良いでしょう。
そんなに上手く行くの?と思うかもしれませんが、実はこれ自体は、そんなに難しいことではありません。
利益を多く望みすぎず、損を大きくならないうちに早めに確定させることです。これは、デイトレードなどの短期決戦では、必然的にそうなってくるので、自然とそうなることが多くなると思いますよ。
取引している商品の取引量が少ない時、また、さきほど説明したようなストップ高、ストップ安が続いて、決済のしようがない時、を除けば、不可能ではありません。
ただ、そういう不測の事態に備えて、確かに3倍から5倍の資金は余裕を見ておかなければなりませんし、取引の1番最初にそのような経験をしてしまったら、それは、本当に不運としか言いようがありません。
このような方法で1年間で10万円の勝負を10回したとしたら、ロスカットを例えば半分と決めて取引した場合、100万の投資で10連敗しても50万円の損失です。
5勝5敗なら全く増えないじゃないかと思うと思いますが、利益も毎回5万以下、ということは、先物市場ではまず、ないと思います。
それ以上の値動きがあるからです。
デイトレードは別ですが、通常の取引で追い証拠金がかかったら、かかる前に止めるというようなロスカットの仕方をしていると、商品によっては値動きが大きいので、しょっちゅう損切りすることになり、増やすのも難しいので、ある程度追証も入れることもある、と思って取引はした方が良いとは思いますが、1回で大きい利益を求めすぎず、1回の取引で深追いし過ぎなければ、年間通して利益を出していくことは十分に可能だと思います。
この利益幅とロスカットの幅を大きく、または小さく設定することで、リターンもリスクも変わってきますので、自分の「時間とお金と心」の余裕に合わせて設定してみて下さい。
相場に必勝法なんてないかもしれませんが、もしあるとすれば、
『意地を張らない』『ロスカットをきちんとする』ことだと私は思います。
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