商品先物市場規模は、と言うと…。
商品先物取引会社に口座を開設し取引に参加している委託者数は、2008年3月末時点で、9万6千人程度と推定されています。
これに加えて、商社・機関投資家・商品先物取引会社の自己売買部門などが、取引に参加しています。
委託者が預託している証拠金合計額は、2008年3月末時点で、約2740億円程度と推定されています。
2007年4月〜2008年3月の年間出来高は約7107万枚です。
取引金額ベースで換算すると年間で延べ148兆円の取引規模になります。
ちなみに、日本の株式市場規模は、2007年時点で約550兆円と言われていますので、商品市場がどれだけまだ未熟な市場かお分かりいただけるかと思います。
ですから、よく、オイルマネーの影響で原油価格が高騰した、ですとか、投機マネーの影響で食品価格が高騰しているとかというニュースで聞いたりすると思いますが、それは、市場規模がまだまだ小さいから起こりうることかもしれません。
株式市場や債券市場から商品先物市場にお金が流れますと、市場規模がまだまだ小さいため、価格に与える影響が大きいのだと思います。
面白いデータがありましたので、ついでに書いておきますね。
日本の株式市場を1倍と考えた場合、
・株式
世界のデリバティブ市場(先物など)−100倍
世界の株式市場−15倍
米国の株式市場−3.5倍
日本の株式市場−1倍
・債券
世界の債券市場−10倍
米国の債券市場−6倍
日本の債券市場−2倍
・商品
米国原油先物市場−0.03倍
金の先物市場−0.01倍
だそうです。
世界の商品先物市場に比べて、日本の商品先物市場は大人と子供と言っても良いほど、差があります。
でも、それだけ成長する伸び代が多いということも言えると思います。
これからの先物市場に期待ですねw
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