先ほどお勧め銘柄として挙げた商品について、もう少し詳しく説明していきたいと思います。
が、その前に、後は、どういった商品があるか紹介しておきたいと思います。
最初の方でちらっと説明したように、商品先物取引で上場されている銘柄は、いわゆる原材料となるものや、農産物が中心です。
その商品によって上場されている取引所が違います。
国内では今は統合され、4つの取引所で扱われており、主な商品としては
東京工業品取引所… 金、銀、白金、パラジウム、ガソリン、灯油、軽油、原油、ゴム、他
東京穀物商品取引所… 大豆、トウモロコシ、小豆、コーヒー豆、他
中部大阪商品取引所… ガソリン、灯油、軽油、ゴム、アルミニウム、他
関西商品取引所… 大豆、トウモロコシ、小豆、粗糖、他
などがあります。
取引所は違うのに同じ商品があるの?と不思議に思った方もいるかもしれません。
元の商品はもちろん同じです。ガソリンは、やはり同じガソリンです。
でも、取引所によって値段は違いますし、取引単位や委託本証拠金を変えることで、その取引所のメリットやオリジナル性を出してるんですね。
だから元は同じでも全く別の商品として考えてください。「東京ガソリン」と「中部ガソリン」とそのままですが、名前も区別されます。
昔はもっとたくさん取引所もあって、その土地ならではの商品なども取引されていたのですが、今はどんどん集約されていっています。
細かく商品によって分かれていたのを一つにまとめて、世界に対応できるような大きな取引市場を目指していこうという動きが出てきているからです。
私は個人的に東京の取引所2つにいつかは集約されてしまうのではないかなぁ、と思います。
取引員も時代と共に本社を東京に移して行っていますしね。
関西人の私としてはそうなってしまうと寂しい限りですが…。
…と脱線してしまいましたが、同じ商品なのに取引所が分かれているとメリットもあったりします。
鞘取り(※限月とはラスト部分参照)やリスク分散としても活用できるからです。
また、取引所ごとのメリットを出していると言いましたが、例えばガソリンでも、
「東京ガソリン」は取引単位が50キロリットルで本証拠金も21万円と高いですが、
「中部ガソリン」は取引単位が10キロリットルで本証拠金も3万6千円と安く設定されています。
ですので、値動きの大きいガソリンを取引したいけど、証拠金が高いし、なかなか手が出せない、という人は「中部ガソリン」で取引する、という手もあったりするんです。
それなら、みんな中部ガソリンでやれば良いのに、と思うかもしれませんが、やはり、そこは取引所の規模や信頼性といった点で東京ガソリンが主流です。
株式でも東証1部上場銘柄とヘラクレス上場銘柄ではどちらが安心感があるか、というのと一緒です。
つまり、世界中の投資家のお金はやはり大きな市場に集まってきます。
リスクというのは取引量の多さも関係すると以前説明しましたが、取引量が少ないとそれだけ自分の希望する値段で取引ができなかったり、というリスクが生まれてくることになります。
ですので、初心者の方はやはり取引量が多く、一般投資家の参入が一番多い、東京工業品取引所と東京穀物取引所の2つの取引所の上場銘柄で取引を始めるのが無難だと思います。
慣れてきたら、色々組み合わせるのも面白いと思いますよ!
1枚あたりの証拠金は銘柄によって定められています。
証拠金の高い・安い、取引単位によってリターンが大きい・少ないなどありますので、証拠金が高いけどローリターンなものと証拠金が安くてハイリターンのものなど組み合わせるのも良いと思います。
詳細は証拠金一覧をご覧ください。
《参考資料》
http://www.kanetsu.co.jp/futures/hayami.html
では、次にその東京の取引所に上場されている銘柄で先ほど説明したお勧めの商品について詳しく説明して行きたいと思います。
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