じゃぁ、投資を始めよう!と思った時にいきなり先物しよう!とはなかなか思わないですよね。
投資の中でもあまり知られてなくて、特にリスクが高いと思われている先物取引。
株式や外貨預金は何となく分かるけど、先物取引は全く知らない、っていう人も多いのではないでしょうか?
外貨預金が宝くじだとすれば、先物取引は麻雀みたいなものかなぁ…。
ルールが分かれば、難しくはないんだけど、覚えるルールが他より多いから敬遠してしまうと思うんです。
だから、少し勉強してから始める方がお勧めです!
ものすごく簡単にざっくり言うと、外貨預金は、それぞれの国の通貨が上がるか、下がるか、つまりは、景気が良くなるかどうか。リスクはその通貨が世界で多く使われているかどうか、などが関係します。
株式はそれぞれの企業の業績が良くなるかどうか、その企業の提供する商品やサービスが時代のニーズにマッチしているかどうか。リスクはその企業が取引量の多い市場(例えば東証一部)で売買されているのか、取引量の少ない市場(例えばマザーズやヘラクレスなど)で売買されているかなどが関係します。
商品先物取引は、第一次産品、つまり原材料となるものなどが多く、その需要が増えるかどうか。リスクはやはり、取引量が多いか少ないかが関係します。
主にどんな銘柄があるかと言うと、金・銀・白金・パラジウムなどの貴金属。ガソリン・灯油・ゴムなどの石油製品。大豆・とうもろこし・コーヒーなどの穀物。
基本はこれだけです。
では、比較的みなさんが分かりやすい株式と先物取引を比較してみましょう。
違いは大きく3つ!
1.株式は現物の総代金が必要。
例えば、1000円の株式を1000口買えば、100万円が必要ですよね。
でも、商品は委託証拠金(いたくしょうこきん)といって、現物の代金の1部、つまり担保金のようなものだけで取引できます。商品によって異なりますが、大体現物代金の10分の1から20分の1くらい。
100万円のものであれば、10万円ほどで取引できちゃうんです。これをレバレッジ(てこの原理)取引と言います。
2.株式は期間が決まっていない。
思うような値段がこなければ、何年でも何十年でもその銘柄が無くならない限り、置いておくことができますよね。
でも、商品の場合はこれも商品によって異なりますが、半年から最長1年と取引期間が決まっています。
3.株式は買い注文のみ。つまり、安く買って高く売ると利益になる。
商品は安く買って高く売ると利益になる買い注文と、高く売ったものを安く買い取ると利益になる売り注文の両方があります。
株式は値上がり時にしか利益を取れませんが、商品は、値上がり時、値下がり時どちらでも利益を取ることができます。
先物取引は、イメージが湧きにくいと思うんですけど、文字の通り、先つまり将来の物の値段を予想して取引するということです。
要するに、普段私たちは、スーパーやコンビニに行って必要な物を買う時、その場でその商品に対する対価を支払い品物を手にしますよね?
それが、先物取引の場合、両者間で商品そのものは行き来しないんです。
その場でその商品の対価を支払うのではなく、上がると思えば、その商品を買う契約をし、ある一定の期間後に売って利益を得たり、その商品の価値が下がると思えば、売る契約をして、ある一定の期間後に買い戻して利益を得たりもできるのです。
これを差金決済(さきんけっさい)と言って商品を実際には受け取らずにお金のやり取りだけで済ますことができるんですね。
もちろん、一定期間後にその商品が必要な場合は、契約した時の対価を払って商品を受け取ることもできます。
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